突然創作活動をやめてしまってごめんなさい。

ある人の恨みをかい、長期間粘着され(メール、マシュマロ、拍手、郵便物、本人だけでなく彼氏も参加、アドレスをブロックしてもまた違うアドレスで送ってくる、やめてくださいと丁寧に言っても、きつい口調で言っても、なにをしても言ってもやめてもらえない)精神的に苦しめられ、これ以上活動できないと思うところまで追いこまれてしまいました。

原因は、相手の方も創作をしているのですが、作品に対してストレートに感想を言いすぎてしまったからです。オブラートに包んだ優しい言葉や、社交辞令のあいさつでよかったのに、マジレスを繰りかえしてしまいました。真剣に感想や意見を言いすぎてしまいました。

相手に対して、自分の親しい人たちと同じ感覚で話してしまい、大変なことになってしまいました。

私自身や、私の友達や、家族は「仲良いからこそストレートにハッキリと意見や感想を言いあう」という考えの世界で生きていて、むしろストレートに意見を言い合える仲だからこそ普段も仲良く遊んだり過ごしたりできる、そういう関係性や世界でした。

相手の方の世界では「ディスられた」「ムカつかれた」「攻撃された」でしかなく、
さらに私は最悪なことに、そういう受けとりかたをする方に対し、作品のみならず性格面についても思ったことを正直に言ってしまったため(「後出し後出しで意見を言ってくるから全然話が進まない」「(白目、ワロタなど)ネットスラングの話し方が好きじゃない」などと伝えてしまいました)ショックをうけた相手からの長期間の粘着がはじまりました。

なにが言いたいのかは正直なところもうよくわかりません。
相手の方はころころと意見が変わり、漫画の煽り画像を送ってきたり、精神的に落ち着いていてすごくちゃんと話ができた日もあれば、逆に怒っている日もあるなど言動に波があり、真面目にメールを返すのがむずかしいこともありましたが、それでも自分なりには真剣にすべて私の心からの言葉を返しました。

すべてのやりとりで私は思ったことや考えたことを素直にまっすぐに嘘をまったくつかず、ひたすら真剣に返しました。
それが間違ってました。
私の意見や感想など必要なく、マジレスしては駄目で、ただただ優しい言葉や、やわらかい言葉を返すのが正解でした。

受け答えれば揉める、スルーをすれば「メンヘラはスルーされると余計に腹が立つ」という趣旨の文、返事をしなくても定期的にメッセージを送ってくる
メッセージを送ってくるから仕方なく返信するとまた揉める
打つ手がありませんでした
相手が私に言葉を送らないようにDM、メール、マシュマロ、拍手などをひとつひとつ閉鎖していく一年半でした。閉鎖しても閉鎖しても送ってきて、アドレスも変えて送ってくるので、最後にはメールも閉鎖しなければいけなくなりました。
どんな対応をしても終わらせることができませんでした
自宅に郵便物も一回送られてきました。(すぐに送り返しました)
話すほど、よけいに傷つきあう、嫌な思いをする、だからここでやりとりを止めよう、ということを説明してもわかってもらえませんでした。

一年半、おなじことを伝え続けました。
「これ以上話しても、さらに揉めるだけ、おたがいに傷つくだけなのでやめませんか?」
「私はあなたを見下していない」「あなたを馬鹿にしていない」「あなたを嫌っていない」
「あなたの幸せを願ってます」「良い創作活動ができるように応援してます」
嘘偽りなく本当に本当にそう思っているし、これらの内容を何回も十何回も、くりかえし書きましたが、まったく伝わらず、理解してもらえませんでした。

また、やりとりのなかで判明したのですが、
十数年、私のことを愛していて、「同一化」していたそうです。
同一化の意味は私にはわかりませんでした。
今回揉めたことで、生まれて初めて失恋したと言われました。
十数年愛していた薊さんと、こうして実際に接してみた現実の薊さんが違ったのもショックが大きく、恨んで粘着しつづける原因になったみたいです。
このことに対し「気持ち悪いです」と言ってしまったのでまたよけいに相手の恨みを大きくしてしまいました。

このようなやりとりを一年半して、精神的に限界が近づいていたときに、相手の彼氏さんから「おまえのせいでパソコンこわれたんですけど」というメールが来て、もうだめだ、話し合いを円満に終わらせることも、理解しあうことも無理だと思いました。
どれだけ本気で真剣に接しても考えや気持ちが全然伝わらない、恨みのメッセージを辞めてくれない、彼氏など第三者も言い合いに参加させると余計にもめごとが大きくなるということも分からない、相手も私を理解できないし私も相手を理解してあげられない、などとまいってしまい、サイトと薊という名前を辞めることにしました。

こんな理由で活動を辞めてしまってごめんなさい。

こんな状況になってしまったのは自分にも責任があるので、自分のことも責めたし、
いままで読んでくれた人にもう作品を届けることもできないし、
本当に精神的に病み、創作活動じたいも辞めよう、筆を折ろうと思いました。

遠く離れた土地に引っ越し、正社員として働きはじめ、新しい生活を送ってました。

そんな折に、これが駄目ならやめようと思いながら別のペンネームをつけて出した小説賞で、ありがたいことに人生で三度目となる最終候補をいただき、またぼちぼちと小説を書いています。

郵便物を送られた家からは何度か住所を変え、読者の方が心配して連絡をとってくれた法曹関係の方と話もしたので、私の身辺はいまのところ大丈夫です。

どん底だったころよりは精神的に落ちついてきたので、私は元気とだけ伝えたくて報告しました。今後どうなるかは分かりませんが、生きていたらまたみなさんに作品を見てもらえる日がくればいいなと思います。
大変な時代になってしまいましたが、みなさんの幸せや健康を祈っています。


薊 2021年6月20日